スタチンのメタアナリシスの結果を、全死因死亡率、冠動脈イベント、脳血管イベント、筋肉痛、腎臓酵素の上昇などのパラーメーターを調整しつつ、見る事ができるサイト「Statin ranking tool」を紹介したい。
アトルバスタチン、ルバスタチン、シンバスタチン、ロスバスタチン、プラバスタチンの５つの医薬品を７つのパラーメーターを調節する事により、ベストなスタチンを提案する。
社会科学に特化した、ロンドン大学を構成する研究・教育機関である、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス（LSE)と、KILNにより共同で作成されたもののようだ。puLSEという、LSEの大学の研究データを可視化させる４つのプロジェクトの１つ。
このような学術研究のインタラクティブな視覚化は、データジャーナリズムやインフォグラフィックの考え方が大学にも浸透しているからできるものと考えられる。日本でもデータジャーナリズムハッカソンで、このような医療に関わる可視化が増えることを期待したい。
