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ゼロツク

最終的にゼロから人の役に立つ物を作りたいなぁ

ヤマレコの開発者は1人だった!月間1800万PVの登山記録SNSを探る

今度行った事ない山に行くんだけど、誰かの登山記録ないかな?そんな風に考えて、検索した事は無いだろうか?登山者にとって準備段階の情報収集は、非常に重要になってくる。

そんな時、登山経験者なら必ず見た事があるのが「ヤマレコ」。登山者の記録がまとめられている登山者専用SNSだ。私自身も、シーズン初めの登山道状況の確認や、水場状況、マイナールート情報などの情報収集ツールの1つとして使わせて頂いている。

以前から、「ヤマレコってどの会社が作っているんだろう?」と気になっていた。今回、調べてみると何と1人で開発をしているという。経緯などを調べ、開発者の的場さんにお話を聞いて来た。今回、自分のメモがてら情報をまとめさせて頂きたいと思います。

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元大手エンジニアの的場さんがヤマレコ開発者

ヤマレコの開発者はなんと1人。的場一峰さんだ。大学卒業後、株式会社富士通研究所にてネットワーク技術の研究員として研究開発に従事。2013年7月に株式会社ヤマレコを創業されている。

ヤマレコ以外にも「Mashup Awards 4th」でゴーガ賞・ヤフー賞を受賞した自転車記録サイトCycle-Ring(サイクルリング)など、多数の制作をされている。ヤマレコはYahoo! Web APIコンテスト受賞。

1人エンジニア起業家としては、株式会社レレレの山本大策さんも勝手に凄いと思っているのですが、やっぱり作れるって強いなー。

社長プロフィール | 株式会社ヤマレコ / Yamareco Inc.

ヤマレコは山岳会の会報や山行記録から始まった

ヤマレコは、山岳会カモの会の会報や山行記録をインターネットで共有できないか?という所から始まったそう。2004年3月に「カモレコ」という会員限定サイトとしてリリース。機能は、山行記録・会報自動生成・携帯から下山報告。

山岳会で使われていて、他にも色んな人が使われるんじゃないかと作ったのが、2005年10月30日に開設されたヤマレコ。今年で10周年ですね!おめでとうございます。

これまで掲げてきた「また山に行きたくなる」というコンセプトは継続し、人と人がつながる場としてのサイトにしていきます。

行きたい山を探して、行きたい山の情報を収集し、装備の準備・計画書を作り、実際に山に行って、感動を記録に残す。その記録を見てまた山に行きたくなる、という登山全体のサイクルを自然に回していけるようにサポートしていくのがヤマレコの目的であり、ここは変わることはありません。
(5周年次のブログより)

開設から様々な機能開発の経緯が、5周年のブログに記載されていて、参考になります。基本的には趣味で開発をしていたとのこと。お話を聞いた所、

通勤電車の中や、会社の昼休み。休日に家族に頭を下げて漫画喫茶に引き蘢ったりしていました。

サーバーも今みたいにクラウドも無く、家に自作で構築。子供がボタンを押してダウンすることも(笑)

様々な苦労がありながら、会社を続けながら約10年近くサービスを改善し続けるって本当にタフですよね。

 月間1800万PV、200万UUへの経緯

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2015年現在では、月間1800万PV、200万UUの大規模なサイトになっているヤマレコ。webサービスには珍しくアクセス状況を公開しており、その経緯を知る事ができる。ヤマレコのアクセス状況 - ヤマレコ

また、スライドシェアから拝借すると
2007年10月     9630UU     177046PV
2008年10月   46862UU     474503PV
2009年10月   76841UU   1354692PV
2010年10月 173047UU   3704712PV
2011年10月 373419UU   7872852PV
2012年10月 696260UU 10349819PV
2013年10月 894123UU 13922585PV

いやはや。凄まじい成長ですね。サーバーとの戦いがあるというのも頷けます。スケールさせるために、地道な努力も見られベンチャーだなぁと。僕も小さなサービスを運営し始めて、こういう細かく粘り強い施策が大切だと感じています。

・Google Adwordsへの出稿
・検索エンジン最適化(SEO)
・掲示板への書き込み、相互リンク依頼
・mixiの足あと踏み、Twitterでフォロー
・山道具屋や山小屋でチラシ配布
・山岳イベントへの参加
・看板を背負って登山
・山岳会への協力依頼

ヤマレコの今後と新たな施策「ヤマプラ」

株式会社ヤマレコは、下記のビジョンを上げています。

情報通信の技術を最大限に活用することで
①登山人口の増加
②登山コミュニティの活性化
③安全登山
の3つの実現を推進します。

 ヤマレコはこれまで多くの機能の実装などを行って来ていると思いますが、最近新しい機能を公開しました。それが山と高原地図上で登山計画を立てる事ができる「ヤマプラ」。

なんと、あの通称エアリア「山と高原地図」を無料でネットで閲覧出来て、さらに休憩時間などを追加して計画書を作成できるんですよ!!そして、それを登山届けとして提出することができる。素晴らしすぎる。 ヤマレコでいいなぁ、と前から思っている機能が登山届けをネットで簡単に提出できること。計画書を作る事も簡単になり、さらに便利になりました。

最後に

ユーザーとして利用してきた「ヤマレコ」ですが、運営者視点に立つと、CMSでの記録を書いてもらう仕組み作りや、マネタイズなど的場さんの凄さと苦労が少しだけ分かりました。

数ヶ月でスケールさせる。リーンスタートアップなどが流行ではありますが、ニッチ市場だとしてもユーザーに愛されるサービスは長い年月かけて作られるのだなぁと実感しました。

ヤマレコでは、一緒に開発するエンジニアを大募集中とのことです。松本のオフィスで、北アルプスを眺めながらwebやアプリの開発をしたい方がいましたら、是非下記まで。