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Facebookプロフィール写真が虹色に!その理由と変更方法、戻す方法

Facebookタイムラインで友達のプロフィール写真が虹色(レインボー)に変わる。そんな光景を良く見ます。これは同性の結婚がアメリカ全州で合法化されたことを祝い、Facebookがプロフィール写真を虹色(レインボー)にするサービスを開発したことが理由です。

ではなぜ、虹色(レインボー)にするのか?タイムラインで見るLGBTはどういう意味なのか。プロフィール写真の変更方法と戻し方について書いていきたいと思います。 

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全米で同性婚が合法化へ

2015年6月26日、アメリカの連邦最高裁判所は男性どうしや女性どうしが結婚する同性婚を全ての州で認める判断を示しました。この判断にオバマ大統領もホワイトハウスで声明を発表し、twitterでもシェアをして歓迎を示しています。

同性婚は世界的にみたらどのくらい認められているのでしょうか?

同性婚を法律で認めているのは、合法化する動きが広まっているヨーロッパを含めて、ブラジル、ウルグアイ、アルゼンチン、ニュージーランド、南アフリカ、カナダで世界でおよそ20カ国になります。

しかし、世界で合計83の国でLGBTを違反とする法律があることからみると、アメリカでの合法化は世界的に見れば一歩なのかもしれません。

www3.nhk.or.jp

なぜ虹色(レインボー)なのか?LGBTとは?

虹色にどんな意味があるのか気になった方も多いと思います。調べてみると、虹色(レインボー)はLGBTの尊厳と社会運動を象徴する色であるそうです。

レインボーフラッグ (英語rainbow flag, pride flag, LGBT pride flag, gay pride flag) はレズビアンゲイバイセクシャルトランスジェンダー (LGBT) の尊厳と LGBTの社会運動を象徴する旗。1970年代から使用された。フラッグに使われた色は LGBTコミュニティの多様性を表し、LGBT の権利パレードの一種ゲイ・パレードでしばしば見られる。wikipediaより

同性婚の合法化という話題からみると、一般的にはレズビアンやゲイの方のイメージがあるかもしれません。しかし、セクシャルマイノリティー(性的少数者)の方や身近な人たちにとって今回のニュースや運動は大きな影響があるのだと思います。

LGBTという言葉について、ご存じない方がいましたら下記を参照頂ければ幸いです。

tokyorainbowpride.com

プロフィール写真をレインボーにする方法

このような経緯があり、Facebookが同性婚合法化を祝しリリースしたのが、お手軽にプロフィール画像をレインボーにする機能です。

Facebookプロフィール写真をレインボーに変更する方法は1クリックだけ。とても簡単です。以下のURLをクリックしてみてください。

https://www.facebook.com/celebratepride

あとは「プロフィール写真に使用」ボタンを押す。これだけです。

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Facebookプロフィール写真を虹色から元に戻す方法

写真をレインボーにしたのは良いけれど、変更したら元に戻したくなるときが来るはず。友人の中には、このサービスの意味を理解した上で敢えてレインボーにしない。という人もいました。そんなときの戻し方を紹介します。

プロフィール写真の変更を行う

作るのも簡単なら、戻すのも簡単。まず、自分のFacebookアカウントページに行きます。そして、プロフィール写真にカーソルを合わせると「プロフィール写真を変更」というアイコンが出てきます。

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そして、写真の「プロフィール写真」が保存されている場所にいくと、虹色に変更される前の写真が残っています。「サムネイルの設定」をして保存をすれば、元の通りの写真に戻す事ができます。

Facebookは以前より性の多様性に取り組む

今回の「Celebrate pride」には、一過性の話題で終わってしまうのではないか?虹色にする必要はない。など、様々な意見が飛び交っています。しかし、Facebookは以前より性の多様性に取り組んでいる企業の1つです。

例えば、Facebookはアカウントの「性別」を50種類から選べるように種類を追加したことです。上記のLGTBとは?でもあるようにセクシャルマイノリティーには、定義できないほど様々な種類があることがわかります。日本では、まだ「男性」「女性」だけです。

今回、プロフィール写真を虹色にすることで「これはなに?」「LGBTって?」と多くの認知が日本でも広まったように感じます。このような取り組みを少しずつ行う事で、日本社会でも多様性が認められるようになればと思います。

wired.jp

LGBTについて知りたい方はこの本がオススメ

この記事を書いている私はLGBT当事者の課題を調査したり、「アライ」として活動することがありました。当初はほとんど知識の無かったLGBTについて、下記の3冊を読むことで入り口となったので、紹介します。

 LGBT当事者の学生50人の声を収載した、教員や子供に関わる大人の方に読んでもらいたい本。

LGBTってなんだろう?--からだの性・こころの性・好きになる性

LGBTってなんだろう?--からだの性・こころの性・好きになる性

 

 虹色ダイバーシティーなど職場や企業内での課題について活動されている方々が書かれた本。

職場のLGBT読本:「ありのままの自分」で働ける環境を目指して

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毎日新聞の「境界を生きる」を本にしたもの。新聞記者が書いている事もあり、読みやすい。

境界を生きる 性と生のはざまで

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